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2011年12月 3日 (土)

最後まで面倒見るからね

11月29日。
朝。玄関先で、パコが冷たくなっていた。

1995年10月1日、パコと出会った。
当時鳥取のアパートに住んでいて、玄関のドアを開けると前の通路を猫が数匹走っていた。「ちっちっ」と舌を鳴らして呼ぶと、1匹のキジ猫が寄って来た。子猫ではないが、成猫というにはまだ若い。おそらく生後10ヶ月ほど。家に入れて牛乳をやるとペロペロ飲んだ。口元が白くてとてもかわいかった。外に出ようとしないので、その晩部屋に泊めた。

次の日、外に出しても逃げようとしないので、飼おうと決めた。
「最後まで面倒見るからね」と約束した。
トイレや餌を買いに行き、名前をつけた。
ラジオスペイン語講座のテキストに載っていた名前。最初はモニカとつけた。顔がかわいいのでメスだと思ってしまった。よく見ると確かにオスだったので、パコと名づけた。パコはフランシスコの愛称。その日前後がちょうどアッシジの聖フランシスコの記念日か何かで、ちょうどよかった。その日か、前日の新聞の一面のコラムに、当時のクリントン大統領一家が飼っているソックスという名前の猫の記事が載っていたのを覚えている。猫のことを考えていたら、パコと出会うことができた。

本人には悪いけれど、去勢手術を受けさせた。
予防注射も打った(その後も一度も欠かしていない)。

雪の日に足跡をつけて外に遊びに行くパコ。
アパートの階段の下で友達と話していたら、「早くおいでよ」と言わんばかりに会談の上から催促して鳴くパコ。

思い出すとぞっとする一番の思い出は、バイクの後ろに(ケージに入れて)乗せて、国道・高速道路経由で宮崎まで走ったこと。関門海峡の手前から、接近していると走らなかった台風の影響で強風に悩まされ、人吉付近では台風の風雨が強く高速道路が通行止めになり、猫連れなのでホテルにも泊まりがたく、そのまま人気のない国道を走って実家に帰った。ケージから出すと、ずぶ濡れのまま固まっていた。

その後富山に引っ越した時ももちろん連れて行った。アパートの窓から転落したり、早朝に目を覚まして電気のひもを引っぱって明かりをつけたり、ラジオに乗ってスイッチを押したり。にぎやかさに悩まされた。部屋に入ってきたコウモリを追いかけたりもした。

バイクの旅は一度だけで、あとは電車と飛行機で何度も一緒に帰省した。その頃は体重が7キロほどあり、ケージに入れても動き回るので、持ち歩くのが非常に大変だった。

施錠していないすべての引戸を開けることができた。
肉や魚、乳製品以外にも、なぜかトウモロコシや納豆、あんこなどを舐めている時があった。基本的にドライフードを与えていたが、時折魚などを炊いてやると大喜びして、暑いうちにかぶりついていた。あまり猫舌ではなかった。


出かけても必ずその日のうちに帰ってきた。
ただ一度だけ、JICAで2年間ブラジルに赴任する2日ほど前、家を出たまま帰ってこなかった。夜中に近所を探して歩いても見つからずじまい。そして出発当日の朝に帰ってきた。あれは、何か通じるところがあったのだろうか…


7年前に子供が生まれてからはあまり相手をしてやれなかった。
10年ほど前に猫エイズにかかり、それでも時々ケンかで怪我する以外はずっと元気に過ごしていた。

ここ数年、年をとり、体重も減ってきていた。
先月半ば頃から、食べる量が減り、元気がなくなってきていた。
好きな缶詰も食べず、背骨が浮き出るほどやせ衰えてきた。
病院に連れて行って点滴を売ってもらったりしたが、もはや打つ手はなかった。
水はよく飲んだ。
一日中眠っていた。
病院でもらった流動食を注射器で飲ませると、ペチャペチャ口をを動かした。

11月最後の土日頃から、部屋に異臭が立ち込め始めた。
新しく変えたトイレの砂の匂いかと思ったが、よく考えたら、パコの体から発する匂いだった。その匂いが毛布やトイレ、私の体にも染み付いた。
もう、水も飲まず、注射器で砂糖水を与えても、口も動かさなかった。
呼吸も浅く、体温も下がってきていた。

28日の夜、2階に連れて上がって一緒に寝ようと思ったが、夜中にトイレに行きたくなったり水を飲みたがったりするといけないと思い、パコを残して2階のベッドで寝た。
まだ、あと少し、大丈夫だと思っていた。

最後は膝の上で抱きたかったけれど、叶わなかった。
もっとかわいがってやればよかった。


火葬し、骨を拾った。
頭蓋骨の頭頂部が少しへこんでいるのが、生前と同じだった。


亡くなった日の夜、パコの半分も生きていない7歳の子供が手紙を書いた。

  パコへ
  パコはいつも元気でいろんなこと、してたね。でも、びょうきになってからは
  ぼくのもうふの上でねたり、さとう水をのむばかりだったね。
  天国にいっても、じいちゃんにかわいがられてね。

  2011年11月30日に骨をひろいに来るねheart
  さようなら、パコ。
  パコ、天国に行っても、みんなをすきでいてね。
  家ぞくもぱこのことわすれないからね。


また声が聞きたい。

Paco001

2011年11月10日 (木)

384ページあります

先月届いた防災士教本平成23年度版。
そろそろ本腰を入れて読み込んでいこう。

内容はこんな感じ。

目次

◎序論
 第1講  近年の自然災害に学ぶ
 第2講  防災士の役割

◎いのちを自分で守る~自助~
 第3講  身近でできる防災対策①
 第4講  身近でできる防災対策②
 第5講  耐震診断と補強
 第6講  災害とライフライン
 第7講  災害と交通インフラ
 第8講  災害医療

◎地域で活動する~互助・協働~
 第9講  行政の災害対応
 第10講 避難と避難所運営
 第11講 災害復旧と支援制度
 第12講 地域の防災活動
 第13講 災害とボランティア活動
 第14講 緊急救助技術を身につける
 第15講 訓練と防災研修

◎災害発生の仕組みを学ぶ~科学~
 第16講 地震のしくみと被害
 第17講 津波のしくみと被害
 第18講 火山噴火のしくみと被害
 第19講 風水害と対策
 第20講 土砂災害と対策
 第21講 火災と防火対策

◎災害に関わる情報を知る~情報~
 第22講 災害情報と災害報道
 第23講 情報の入手と流言・風評
 第24講 公的機関による予警報
 第25講 最新の地震危険情報
 第26講 被害想定・ハザードマップと避難行動

◎新たな減災や危機管理の手法を実につける~予防・復興~
 第27講 都市防災
 第28講 災害と危機管理
 第29講 企業防災と事業継続計画
 第30講 災害と損害保険
 第31講 地域の再建と復興

「希望の方には頒布致します」とのこと。頒価2,000円。

編集発行 特定非営利活動法人 日本防災士機構
〒100-0014
東京都千代田区永田町二丁目9-8
tel 03-3592-1511  fax 03-3593-1381

2011年11月 2日 (水)

文庫になりました

南直哉「なぜこんなに生きにくいのか」

ゆっくり読んでいる最中。

2011年10月31日 (月)

傭兵代理店 殺戮の残香

傭兵代理店、新刊出てます。

買ったけどまだ読んでません。
読むのが楽しみ。

2011年10月27日 (木)

本日の本

今日読み終えた本
『「生きづらさ」の時代』香山リカ・上野千鶴子・嶋根克己

上記は平成21年11月6日に専修大学であった記念シンポジウムをもとにしたもの。内容はよいが、時間や紙面の制約もあるのか、物足りなさを覚える。諸問題のイントロだけに触れられた感じがするので、このテーマで部の厚い本をぜひ出してもらいたい。上野さんと香山さんの対談でもいいな。

今日図書館で借りた本
『はやぶさ君の冒険日誌』小野瀬直美
『努力の天才 高橋尚子の基礎トレーニング』
『好日』臨済会編
『語る禅僧』南直哉
『本日は大安なり』辻村深月
『スノーボードはじめてBOOK』

「はやぶさ君」ははやぶさファンの子供のために。
はやぶさが7歳で死んでしまったので悲しいらしい。
はやぶさ、彼がこの世に来るちょっと前に地球から旅立ち、彼が6歳になった去年、地球に帰ってきたのだった。私と子供がグダグダしている間、どれだけの距離を飛んだことか。

「語る禅僧」は久しぶりに再読したくなったので。
読んだのは何年前だろう。
私が恐山に行った時、まだ直哉さんは永平寺にいたのか。

「本日は大安なり」
発売されて新聞の書評に載った頃図書館で予約して、予約したことすら記憶の彼方に消えそうになった今、ようやく順番が回ってきた。早く読んで次の人に回そうっと。

「好日」
パラパラと目を通した時、盛永宗興師の文章が目に留まった。
森繁さんとお赤飯の話。

返却期限は11月10日。
遅れないように。

2011年10月23日 (日)

綾照葉樹林マラソン

今年も、親子マラソン5kmの部で参加した。
綾マラソン、今年は第25回だそうだ。
思えば、去年の綾マラソンが生まれて初めてのマラソン大会参加だった。

今年は去年よりも2分半近くタイムを縮めて無事完走。
子供も頑張っていた。
好天に恵まれ、かなり日焼けしたかも。
来年は親子ではなく一人で5km走りたいと言い出した。
親子で走れるのも小学生のうちなんだから、一緒に走れるうちは一緒に走ろうよ。

2011年10月21日 (金)

防災士教本

防災士教本(平成23年度版)が届いた。

Keigo2011oct_016
特定非営利活動法人日本防災士機構編集発行

これから本格的にお勉強スタートだ。

2011年10月20日 (木)

乳歯など

子供の歯がまた抜けた。
上の前歯の右横の歯。
前歯は2本ともすでに抜け、数日前からようやく白い永久歯が顔を出してきた状態で、下の2本の前歯はすでに生え揃っているが、生えてきた時期が悪く、一部重なり合って生えてきてしまっている。その両横の歯もすでに抜け、あと少しで生え揃おうかというところ。

子供がにっこり笑うと、あのレレレのおじさんをはるかに超越した恐ろしい歯並びと向き合うことになる。前歯がない不便さには慣れてきたようだが、先日、山を歩きながら大笑いしていたら、歯の隙間から飴玉が吹き飛んでしまったらしく、さらに笑い転げていた。

生えてくるのが遅いと虫歯になるのも遅いかも知れず、でも生えたからには虫歯にさせたくないので、いまだに毎日、仕上げ磨きに精を出している。デンタルフロスも嫌がらないので使うようにしているが、自分ひとりでデンタルケアができるのはまだまだ先のようだ。

自分が虫歯で苦労したから子供に虫歯は作りたくないと思っていたが、小学校に上がって数本見つかり、治療した。3ヶ月に1回は歯医者で検査とフッ素塗布をしてもらうので、仮に虫歯になっても、そうひどくならないうちに対処できるといいな。


乳歯と言えば、父が50歳代くらいの頃、歯医者で乳歯が見つかり、歯医者さんが驚いていたらしい。生えてくるはずだった永久歯はどこに行ってしまったのだろう。

2011年10月18日 (火)

秋になって

今朝はこの秋一番の冷え込みだった。
冷え込みといっても、涼しくて爽やかな過ごしやすい気候だ。
通勤のため自転車にのっても、熱くはなるが汗だくにはならない。

そしてもう半月以上、鼻がグスグスいっている。
鼻水、くしゃみ、喉の違和感。
風邪のひきかけかもしれないが、秋になるといつも花がむずむずする。
空気が冷たくなるせいだと思うが、秋の花粉症かもしれない。
それともハウスダストか…

耳鼻科で薬をもらいたいけど、行く時間がない…
それにしてもくしゃみがつらいweep

最近どうも余裕がないと思っていたけど、いろんなことをやりすぎて、時間が足りなくなってるのかもしれないな。反省。

編み物、ようやくゲージを取り終わり、今朝から後ろ身頃を編み始めた。
クリスマスまでには完成させたい。

2011年10月15日 (土)

「スカイライン-征服-」

なんじゃこらー…

Skyline_2

「世界侵略 ロサンゼルス決戦」と一緒にしないで欲しい。

というのがDVDを見た感想。

映画館に見に行こうと思っていたが、レビューのあまりの低さにDVDを待つことにした。うーん、100円レンタルならよかったけど、新作だから380円。ポイントで60円お引きしてもらって320円。宝くじのはずれ券みたいな感じかな。

侵略者が人ひとりふたりにこだわるのがわからない。お腹が空いているんだろうか。「クローバーフィールド」と併せて、私には合わない品だった。なんと言ってもラストが凄いですぞ。

最近だと「デッドクリフ」もそうだが、「ヒドゥン2」に始まる、「なんじゃこら」物リストに新たなラインナップが加わりましたcoldsweats01

とは言え、実際エイリアンが侵略してきたら、こんな風に訳のわからないことになるのかもしれない、かも。

予告編は面白いよ。

2011年10月12日 (水)

編み物の季節

毎年もっと早く編み始めようと思うのに、結局毎年今頃になってしまう。
今日ようやく毛糸を買いに行った。
毎年欠かさず(1年だけ欠かした)子供のものを編んでいる。
今年は上着とミトンを編むことにした。
去年はベスト、その前もベスト。去年のベストはまだ着られるはず。
手編みのベストってかなり重宝するんだよね。

出産前におくるみを編んで、以前夢中だった編み物を再開した。
年々、編む面積が広がって、使う毛糸の量も多くなってくる。
子供の成長をこんな形でも実感している。

喜んでくれるうちは、毎年編み続けたいものだ。

2011年10月11日 (火)

キャンプの時と同じ匂いがする!

早朝、庭に出て子供が言った言葉。

わかるわかる。湿った土や草の匂い。
朝の匂い。

またキャンプ行こうね。

2011年10月10日 (月)

「はやぶさ/HAYABUSA」

これは、見て損はない映画。

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小惑星探査機はやぶさについては昨年NHKのクローズアップ現代で知り、はやぶさ地球帰還の際はネットで「彼」が流れ星となるのを見守った。

山根一眞著「小惑星探査機 はやぶさの大冒険」と川口淳一郎著「はやぶさ、そうまでして君は~生みの親ががはじめて明かすプロジェクト秘話」を読み、プラネタリウムで上映された「HAYABUSA  BACK TO THE EARTH」も見に行った。
それでも、映画を見ていると、目頭が熱くなる。
7歳の子供と一緒に見に行ったが、ものすごくワクワクして楽しんで見ていた。そして祖母を誘って2回目を見に行ったほどだ。私は仕事で行けなかったけど。
最初、映画化のことを知った時、「竹内結子はいらないよなぁ」と思っていたが、映画では、プロジェクトメンバーと一般観客をつなぐ役目を果たしており、その存在がプラスになっていた。
2014年には「はやぶさ2」が打ち上げられる予定とのこと。
カール・セーガンが生きていたら、はやぶさのこと、どう思ってくれただろう。
(去年の6月、職場のPCを飾っていたはやぶさくんのラストショット)
Hayabusa_last_shot
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2011年10月 9日 (日)

甑岳と白鳥山

10月9日。
昼前からえびの高原へ向かう。
子供と一緒に甑岳と白鳥山に登ってきた。

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県道横の登山口

甑岳は家族連れやカップルなど、大勢の登山者で賑わっていた。
湿地帯に下りたかったけど、時間がないので休憩後即下山。

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湿地帯。下りてお弁当を食べている人がたくさんいた。

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そのまま林内を通って池巡りコースとの合流点まで歩く。
この間、人気ほとんどなし。鳥の巣箱を大量に発見。

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不動池近く、池巡りコースとの合流点。

池巡りコースはやはり大勢のハイカーで賑わっている。
登山の恰好より、普段着の人の方が多いくらい。
六観音御池を過ぎ、白鳥山へ向かう。
ここもほとんど人気がなく、静かだった。

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白鳥山山頂へはたいした苦労もなく到着。

しかし、そこで写真を撮ろうとすると、突如カメラが壊れた。
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シャッター以外のボタンがすべて反応しない。
シャッターが下りるだけましだが…
とにかく、白鳥山山頂の景色は最高。

えびの高原、1人だったらトレランのトレーニングができそうだな…

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ここから甑岳がきれいに見えた。

ただ・・・

この日、生駒高原ではコスモス祭りをやっていて、遊覧ヘリがひっきりなしに飛んでいた。音が気になるのはともかく、先日遭難事故があったばかりなので、年配の女性が「なにかあったんでしょうか」と心配していた。空からヘリで見る生駒高原、えびの高原もきっときれいだろうけれど…

2011年10月 8日 (土)

「幸せのレシピ」と「ブラックホークダウン」

TSUTAYAでDVDを借りて「幸せのレシピ」と「ブラックホークダウン」を見た。

前者はキャサリン・ゼータ・ジョーンズ主演のラブストーリー(?)。
後者はソマリアでの実話に基づいた戦争物の映画。

一見妙な取り合わせだが、それは数日前の記事にある映画が原因だ。

「幸せのレシピ」のアーロン・エッカート、ものすごく魅力的だった。
「ブラックホークダウン」を見るのは2度目だが、前より面白く感じた。返す前にまた見直したい。戦争って…

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